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December 16, 2004

CHAR地獄

CHARの曲をコピーすると案外、楽に音が取れる。
指が攣りそうになる複雑なコードもなく、ピックから火が出るような超早弾きもない。
ゆっくり音を採っているうちは、「楽勝かも。。。(^^)v」と思ってしまう。

ひととおり音を採り終わって、いざ曲にあわせて弾く。
ここからが問題。
全然同じに聞こえないのだ。
別に音程が間違っているわけではない。リズム音痴な訳でもない(と思う・・・)

簡単に言うと、タメやツッコミなどのタイム感、強弱などのタッチが全く違う。
CHARの弾くギターは全てが絶妙なのだ。
おそらく意図的であろう、フレーズ間での弦をこするノイズまでもが絶妙。
(これを俺は「ギターの息づかい」と表現している)

結構コピーが難しいと言われる技巧派のギタリストも、訓練を積んで何とか弾けるようになると、普通、それなりに似るのだが・・・
CHARのギタープレイはセンスの塊。「真似」不可能!!

フレーズ自体がシンプルなだけに・・・
「天才」と「凡人」の差をイヤというほど思い知らされる。

「CHAR地獄」

psyche828 at 01:03│Comments(3)TrackBack(0) CHARの事 

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この記事へのコメント

1. Posted by mk   December 16, 2004 11:04
驚く様なピッキングの速さは見られないが、1つのピッキングで山の様なフィンガリングを駆使する。charならではの想うがままのフィンガリングが展開されている。

音として認識出来る音もあれば、音符では表せない「音・空間」がフレーズの中に隠されている。そして全てに無理がない。

フィンガリングこそが、charのギターに対する拘りであり、charがかもし出すニュアンスであり、他者が真似出来ない聖域ではないか。

日本人は欧米人に比べ手が小さかったりする。思うが儘のフィンガリングをかもし出す為にも、ムスタングを愛用しているのだろう。

All Around Meは、曲そのものがスローでも、真似は出来ない。
2. Posted by psyche828   December 17, 2004 00:13
mkさん。コメントありがとうございます。
「音・空間」・・・すばらしい表現です。
空間と言えば・・・
ここ数年CHARのサウンドに欠かせない存在となっているJIM COPLEY。
彼もすばらしい空間を表現するミュージシャンだと思います。
「ノリ」とか「グルーブ感」という言葉で表現するのが安っぽく感じてしまうほど、彼の叩くドラムは奥行きというか「立体感」を感じます。
CHAR & JIMは恐ろしいパッケージですね。。。
3. Posted by mk   December 17, 2004 09:09
JIM COPLEY・・・素晴しい。

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